血液クレンジングとは、1957年にドイツでオゾン発生器が開発された事で誕生した治療法です。
正式には血液オゾンクレンジング療法と言います。
血液に入っても問題が無い医療用オゾンを使う事で、細胞が活性化し免疫力が大きく向上する効果があります。
細胞内のATP濃度が上がる事により、疲労が回復しやすくなる等のポイントも見逃せません。
ちなみに血液クレンジングには2種類あり、大量自家血療法と少量自家血療法がその内訳となります。
日本では、「血液クレンジング=大量自家血療法」という事で認識される事が多いと思って下さい。
大量自家血療法の方は具体的には100~200ccの血液を専用瓶に採血し、
そこにオゾンガスを注入して体内に戻す事を意味します。
対して少量自家血療法の方は3~5ccの血液を採った後に、
同じくオゾンガスを混ぜて筋肉注射で体の各部位に打つ事です。
全体的に効かせるものか、それともピンポイントで狙って効かせるのかという違いという事で覚えておくのも1つの考えと言えます。
あるいは、何らかの後遺症が今一歩良くならないという場合だったり、アンチエイジングで
1歩先へ行きたい等目的がしっかりしている時には受けに行ってみるのも1つの選択肢です。
血液クレンジングとヨーロッパの関係
ヨーロッパでは、血液クレンジングは虚血性心疾患に関しては保険適用で行われます。
使用用途はそれだけに留まらず、B型及びC型肝炎やエイズウイルス増殖防止の為に使われる事も少なくありません。
老人性網膜変性疾患、アトピー性皮膚炎などアレルギーと自己免疫疾患に対しても高い効果を発揮します。
癌関連でも使われる事が多く、外科手術後の免疫力ダウンを補う為の補完療法として投入される事も多いです。
この場合は投入する頻度は週2回、5週間を1クールとして、年1~2回程行うという事で
細かく決まっている事も押えておきたいポイントになります。
ちなみに、特に注目しているヨーロッパの国ではドイツとイタリア、イギリス等が代表格になります。
特にイギリスの方ではエリザベス女王の母親であるクイーンマムが愛好家として有名であり、
週に2度も療法を受けた上で長生きだった事から、一般にも支持者が多い事で知られています。
日本でも、昨今次第に注目を集める様になっている事も押えておきたいポイントと言えます。
ただし、あらゆる症状に全て適用出来るという訳では無く「コントロールされていない甲状腺機能亢進症とG6PD欠損症」
に関しては使えませんので、心配な場合は必ず病院に相談する事を忘れないで下さい。