縁健康と美容に高い効能があるビタミンCの栄養素を摂ることができる方法に、
高濃度ビタミンCの点滴治療があります。
ビタミンCには活性酸素という成分を除去する働きがあり、この成分が減ることで
体を良い状態にすることができます。
血管に針を刺して高濃度のビタミンCを入れ、血液の中にあるビタミンCの数を増やすのが
高濃度ビタミンCの点滴のやり方です。
活性酸素が抑制されると美肌、免疫機能の向上、体の疲労回復、高血圧の防止、
がん予防などの健康・美容効果が得られます。
ただし、体質によっては高濃度ビタミンCの点滴治療を受けられないことがあります。
体質的に高濃度ビタミンCの点滴治療が向いていない人は、人工透析を受けている、
肝臓の働きが悪い、G6PDと呼ばれる酸素が足りていない状態の人です。
ビタミンCは体に良い栄養素ではありますが、大量に摂ると肝臓に多少の負担が
かかってしまいます。
人工透析を治療を受けている人、肝臓の働きが正常でない人は、普通の人よりも
肝臓への負担が大きいので無理に摂ると健康に支障が出る恐れがあります。
G6PDの酸素が体に不足している人は、高濃度ビタミンCを摂ると赤血球が
壊されてしまうことがあります。
そうなると溶血の症状が起きる可能性があり、命に関わることもあるので点滴は控えましょう。
G6PDの酸素の欠乏は自分で気づけないことがあるので、定期的に高濃度ビタミンCの治療を
検討しているのなら、検査してから受ける方が安全です。
腎臓に代わって老廃物を取り除く!透析療法の効果とメカニズム
長期にわたって腎機能が低下してしまい、腎臓が正常に機能しなくなる慢性腎不全では生命を維持するために
透析療法が行われます。
透析療法にはおもに2種類あります。
まずは血液透析ですがこれは病院やクリニックなどの医療機関で行われるもので、シャントと呼ばれる動脈と静脈を結ぶ太い血管を手術で作り、
ここから体内の血液を体外に排出しダイアライザーと呼ばれる人工透析器にかけます。これにより不要な水分や老廃物を取り除くことができます。
そうして必要な物質を追加したうえで再度シャントを通して体内に血液を戻します。
もう一つの方法は腹膜透析です。この方法は手技さえ獲得すれば自宅で行うことができます。腹膜透析は自身の腹膜を用いて体内で血液を
キレイにしていく方法です。お腹のなかに一定時間の透析液を入れておくことで、時間の経過とともに腹膜を介して余分な水分や老廃物が
透析液側に移動し、血液を浄化してくれます。
機械を用いて睡眠中に自動で行ってくれるものもあるため仕事への影響も少なくなります。
これらの透析療法を行うことで、機能の低下した腎臓の代替としての役割を担うことができ、腎機能低下によって生じる様々な症状を
予防することができるようになります。